(小梅)パパ?
カバンで後ろを隠す
〈思えば
〈父親としては
〈ハラハラドキドキの連続〉
〈だが それがついに
〈そう そのキーアイテム それは〉
〈10年に一度 実をつける伝説の桃〉
≪(ひそか)あの桃はね→
ただ食べただけじゃ
かわらないじゃん
かわらないな…
(和香子)奥様と入れかわりたいな
〈この機会を逃したら
〈それなのに…〉
〈そこには最大の敵が
(中嶋)西野さん これね
タマゴダケっていうキノコなんだよ
どうする?
ダメだ 中嶋だっているんだぞ
そんなノンキなこと言ってたら
もういい
西野さん
すまないけど その…
拾った桃… 譲ってくれないかな?
桃? キノコじゃなくて?
小梅にどうしても
大好物なんです
本当に… 娘さん思いなんですね
でも これだけは
これだけはッ
私だって 人と人とが
本当に信じてるわけじゃない
でも…
どうしても あきらめられないの!
桃ッ
いった!
どうしちゃったの 西野さん!
ちょっと待って
来ないで!
どうしても 気持ちを
《幸せって
《自分らしく あり続けようと歩く
《愛する人とともに》
私達の関係は
(恭一郎・中嶋)関係!?
関係なんてナイナイ!
関係って どういうことですか?
リーダーだって 私のこと愛してるのに
家庭があるから
私は!
もう二度と
西野さん…
〈お昼のドラマで
この桃で…
恭一郎さんの
心が手に入るって
信じてるから
あッ!
桃を手に入れれば
西野さんのそういう考え方
そういう考え方 自分勝手だよ
だって そうするしか!
奇跡だと思う
(恭一郎)小梅?
長い修行のような日々の連続〉
あってはならない屈辱もあった〉
終わりを告げようとしている〉
入れかわらないんだよ
元に戻れるのは10年先〉
待ち受けていた〉
ムリヤリ取り返す?
慎重にいかないと
あの桃食べられちゃうよ
リュックの中にある
食べさせてやりたいんだ なッ
譲りたくありません
入れかわるなんて
西野さん!
西野さ~ん
おさえられないんです!
どこにあるんでしょうか?》
その先にあるもんだと思うよ》
あのときからじゃないですか
思いとどまってるんですよね?
傷つきたくないんです!
西野さんみたいな人よくいる〉
待って
人の心も手に入るなんて
よくないと思う
ゆがんでるよ